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学生に響く社員インタビューの作り方——リアルな声の引き出し方と見せ方

ルビーイン株式会社『ウェルハンティング』編集部

採用担当者が社員に和やかにインタビューし採用コンテンツをつくる場面のイラスト

社員インタビューは、多くの企業が採用サイトに載せる定番のコンテンツです。けれど、当たり障りのない言葉が並ぶだけでは、学生の心には届きません。学生が知りたいのは、飾られた成功談ではなく、そこで働く人のリアルな姿です。本記事では、社員の本音を引き出し、学生に響く形で見せるための、取材と編集のコツを実務の視点で整理します。

学生が読みたいのは、「きれいごと」ではない

学生は、たくさんの採用サイトを見比べています。そのなかで、どの会社にも当てはまりそうな前向きな言葉は、すぐに見飽きられてしまいます。打ち合わせで学生の声を聞くと、「本当のところが知りたい」「大変さも含めて教えてほしい」という思いが目立ちます。仕事の面白さだけでなく、迷いや苦労、それをどう乗り越えたかまで語られてこそ、学生は「この人は本当のことを話している」と感じます。リアルさこそ、社員インタビューの命です。

本音を引き出すのは、質問の「具体性」

社員から良い言葉を引き出せるかどうかは、聞き方で決まります。「やりがいは何ですか」と抽象的に尋ねても、当たり障りのない答えしか返ってきません。有効なのは、具体的な場面を掘り下げることです。「入社して一番戸惑ったことは」「最近うれしかった瞬間を一つ挙げるなら」といった問いは、その人ならではのエピソードを引き出します。具体的な一場面が語られたとき、話は途端に生き生きとしはじめます。

「良い面」と「大変な面」を、両方見せる

信頼されるインタビューには、光と影の両方が描かれています。良いことばかりが並ぶと、学生はかえって身構えてしまいます。仕事の大変さや、それにどう向き合ったかを正直に見せることで、内容に厚みと説得力が生まれます。ただし、暗い印象で終わらせないことも大切です。困難とその乗り越え方をセットで語れば、学生は「大変だけど、やりがいがありそうだ」と前向きに受け取ります。正直さと前向きさの両立が鍵です。

多様な立場の声を、バランスよく揃える

一人の社員の声だけでは、会社の姿は伝わりきりません。入社数年目の若手、中堅、異なる職種の人など、複数の立場の声を揃えることで、学生は自分に近い人を見つけやすくなります。読み手は、自分と重ねられる人物の言葉に強く反応するものです。多様な声を並べることは、会社の多面的な魅力を伝えることにもつながります。採用サイトを見直す際には、誰の声が載っているか、その顔ぶれにも目を向けてみてください。

語り口と見せ方で、リアルさを演出する

同じ内容でも、見せ方でリアルさは大きく変わります。整いすぎた文章より、話し言葉の温度を残した語り口のほうが、人柄が伝わります。表情の見える写真や、仕事中の何気ない様子を添えるのも有効です。飾りすぎず、その人らしさが滲む見せ方を心がけましょう。こうした一つひとつの工夫が、自社の魅力を言語化する取り組みと重なり、会社全体の伝わり方を底上げしていきます。

よくある質問

Q1. インタビューする社員は、どう選べばよいですか?
A. 話が上手な人より、自分の仕事に率直に向き合える人が向いています。学生が自分と重ねやすいよう、若手から中堅まで、いくつかの立場の人を選ぶとバランスが取れます。

Q2. 社員が当たり障りのないことしか話してくれません。
A. 質問が抽象的すぎるのかもしれません。具体的な場面や瞬間を掘り下げて聞くと、その人ならではのエピソードが出てきやすくなります。安心して話せる雰囲気づくりも大切です。

Q3. 大変な面を載せると、応募が減りませんか?
A. 正直に伝えることは、むしろ入社後のすれ違いを防ぎます。大変さと、その乗り越え方をセットで見せれば、覚悟を持った学生が集まりやすくなります。

まとめ

  • 学生が読みたいのは、飾られた言葉ではなくリアルな姿
  • 本音は、具体的な場面を掘り下げる質問から引き出せる
  • 良い面と大変な面を両方見せ、正直さと前向きさを両立させる
  • 多様な立場の声を揃え、話し言葉の温度を残して見せる

社員インタビューは、学生が「ここで働く自分」を思い描くための材料です。飾らない本音が伝わったとき、コンテンツは初めて力を持ちます。私たちルビーインも、逆求人型イベント『ウェルハンティング』で、社員と学生が1対1で率直に語り合う場を通じて、リアルな魅力が伝わる出会いに伴走しています。まずは、身近な社員に「入社して一番戸惑ったこと」を聞くところから始めてみてください。