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就活の途中で第一志望が変わる学生——志望は動くもの、揺れる時期の関わり方
「第一志望です」と言っていた学生が、途中で別の企業に心を移す——採用に関わっていれば、誰もが経験することです。ですが、これは裏切りでも心変わりの浅さでもありません。就活を進めるなかで多くのことを知り、自分の軸が更新されていく以上、志望が動くのはごく自然なことです。大切なのは、揺れを引き止めようと焦ることではなく、その時期にどう関わるかです。本記事では、第一志望が変わる背景と、学生が揺れている時期の企業の関わり方を、現場の視点で整理します。
志望は、固定されず動いていく
就活の初めに描いた第一志望が、最後まで変わらない学生のほうが、むしろ少数です。打ち合わせで採用担当の話を聞くと、「志望順位は選考のなかで何度も入れ替わる」という声が目立ちます。多くの企業を見て、社員と話し、自分の価値観が更新されれば、優先するものも変わります。これは意志が弱いのではなく、真剣に選んでいる証です。志望を固定した状態と捉えると対応を誤ります。動くことを前提に、揺れの只中にいる学生へどう寄り添うかを考えるほうが実りがあります。
変化の背景には、軸の更新がある
第一志望が変わるとき、その背後ではたいてい「選ぶ軸」そのものが更新されています。当初は知名度や条件で見ていた学生が、選考を通じて「働く人の雰囲気」や「自分の成長」を重視するようになる——そうした軸の変化が、志望順位を動かします。だからこそ、表面的な志望度の増減だけを追っても、本質は見えません。学生が今、何を大切にしようとしているのか。その軸の変化に目を向けると、揺れの意味が読み取れます。志望は結果であり、軸こそが原因です。
揺れている時期こそ、丁寧に関わる
学生が迷っている時期は、企業にとって関わり方が問われる局面です。ここで押しの強さで引き止めようとすると、かえって学生は身を引きます。有効なのは、迷いをそのまま受け止め、判断を急かさない姿勢です。「よく考えて選んでほしい」と伝えられると、学生はその企業に誠実さを感じます。揺れているときの丁寧な関わりは、たとえその場で第一志望に戻らなくても、学生の記憶に残ります。焦りは伝わり、余裕もまた伝わります。
複数の内定を前に、迷うのは当然
終盤になると、複数の企業から良い感触を得て、かえって決めきれなくなる学生も少なくありません。選択肢が増えるほど、迷いは深まります。ここで大切なのは、他社と比べて自社を売り込むことではなく、学生が自分の軸で選べるよう支えることです。何を大切にしたいのかを一緒に整理する関わりが、結果的に信頼につながります。こうした局面での向き合い方は、複数内定を持つ学生の迷いにどう寄り添うかという視点とも深く重なります。
志望度の変化には、サインが表れる
学生の志望が動くとき、多くの場合その前に小さなサインが表れます。返信の間隔が空く、質問が減る、面談での言葉が具体性を欠く——こうした変化に早く気づけると、こちらから丁寧に関わり直す余地が生まれます。ただし、サインを引き止めの合図と捉えるのではなく、学生の状態を理解する手がかりとして受け取ることが大切です。変化に気づく感度は、学生の関心が薄れる兆しをどう捉えるかという観点からも役立ちます。気づくことと、追い立てないことは両立します。
よくある質問
Q1. 第一志望だと言っていた学生が離れそうです。引き止めるべきですか?
A. 押して引き止めるより、迷いを受け止める姿勢が有効です。判断を急かさず「よく考えてほしい」と伝えるほうが、誠実さが伝わります。焦りは、かえって学生を遠ざけます。
Q2. 志望が変わるのは、こちらの魅力づけが足りないからですか?
A. 必ずしもそうではありません。学生の軸そのものが更新されることも多く、企業側の努力だけの問題ではないのです。原因を一方的に自社に求めず、学生の変化に目を向けてください。
Q3. 揺れている学生に、どんな言葉をかけるとよいですか?
A. 説得より、一緒に整理する言葉が有効です。「何を大切にしたいのか」を問い、本人の軸を言葉にする手伝いをすると、信頼が生まれます。答えを急がせないことが大切です。
まとめ
- 就活の途中で第一志望が変わるのは、ごく自然なこと
- 志望順位の裏では、学生の「選ぶ軸」そのものが更新されている
- 揺れている時期こそ、引き止めず、判断を急かさない関わりが効く
- 志望度の変化にはサインが表れる。気づきつつ、追い立てない
第一志望は、就活のなかで何度でも動きます。それを引き止めの対象と捉えるのではなく、学生が真剣に選んでいる過程だと受け止められると、関わり方は変わります。揺れに寄り添う姿勢こそが、最後に信頼として返ってきます。私たちルビーインも、逆求人型イベント『ウェルハンティング』で、揺れながら選ぶ学生一人ひとりに丁寧に向き合い、納得のいく出会いに伴走しています。まずは次の面談で、「何を大切にしたいか」を、一緒に言葉にしてみてください。
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