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説明会の予約率・参加率を上げる——「申し込んで、来てもらう」までの設計

「説明会の予約がなかなか伸びない」「予約はしてくれるのに、当日になると来ない」——新卒採用の現場で、多くの企業がこの二つに悩みます。予約率と参加率は、母集団の数を追う前に、いま接点を持てている学生を取りこぼさないための入り口です。そしてどちらも、接点の持ち方と、予約したあとの関わり方で大きく変わります。本記事では、申し込みから当日の出席までを取りこぼさない設計を、実務の視点で整理します。

予約率と参加率は、別の課題

まず押さえたいのは、「予約が入らない」と「予約したのに来ない」は、原因も打ち手も違うということです。予約率は、そもそも学生が「行ってみよう」と思えるかどうかの問題。参加率は、予約から当日までのあいだに気持ちが冷めないかどうかの問題です。打ち合わせで採用担当者の話を聞くと、説明会への流入が減った、予約からの当日出席が読めない、という声は年々増えています。二つを分けて捉えると、どこに手を打つべきかが見えてきます。

予約率が伸びない要因:接点の時点で「魅力」が伝わっていない

予約率が低いときにまず疑いたいのが、予約の前段にある接点です。求人媒体やスカウト、イベントで最初に出会った時点で、「この会社の話を聞いてみたい」と思える情報が届いているか。多くの場合、会社名や事業内容は伝わっていても、「自分にとってどう関係があるか」までは伝わっていません。惹きつけが弱いまま予約導線だけ整えても、数字は動きにくいものです。最初の接点でどんな人に来てほしいのかを言葉にできているかが、予約率を左右します。

参加率が落ちる要因:予約から当日まで、連絡が途切れる

予約したのに来ない——その背景の多くは、予約から当日までの”沈黙”です。申し込んだ直後は熱があっても、数日連絡がなければ、他社の予定が入り、志望度は静かに下がります。無断キャンセルが増えてきた、という声の裏にも、この連絡の薄さがあります。予約はゴールではなく、当日までの関係づくりのスタートだと捉える必要があります。

上げる設計1:接点の時点で「来てほしい人」を描く

予約率を上げる第一歩は、最初の接点で自社の魅力と「どんな人に来てほしいか」を具体的に描くことです。事業の説明だけでなく、活躍している人の共通点や、入社後に任される仕事の手触りを伝える。自社の魅力を言葉にする訴求力は、予約の前段でこそ効いてきます。「なんとなく良さそう」を「話を聞いてみたい」に変えるのが、予約導線の本当の入り口です。

上げる設計2:予約直後と前日に、リマインドを送る

参加率を上げるうえで効果が大きいのが、予約直後と前日のリマインドです。予約直後には「お申し込みありがとうございます」と、当日どんな話が聞けるかを一言添える。前日には日時と参加方法を改めて伝える。この二つがあるだけで、当日の”うっかり忘れ”や志望度の低下による離脱が減ります。あわせて、当日に何が得られるかを具体的に示すと、「行く価値がある」と感じてもらいやすくなります。

上げる設計3:日程を複数用意し、選びやすくする

学生は複数社の予定を並行して調整しています。日程が一つしかなければ、そこで予定が合わなかった時点で候補から外れてしまいます。開催日を複数用意する、オンラインと対面を選べるようにする、といった選択肢の幅が、予約率と参加率の両方を底上げします。特にオンラインは、遠方の学生にも届く利点があります。

上げる設計4:少人数・双方向にして、来る意味を高める

大人数に一方的に話す形式は、「録画で十分」と思われがちです。少人数で、質問や対話を挟める形にすると、「その場に行く意味」が生まれます。双方向の場は、説明会から選考への歩留まりにもつながります。予約率・参加率・移行率は、実は地続きの設計なのです。

よくある質問

Q1. 予約数を増やすには、まず母集団を増やすべきですか?
A. 母集団を増やす前に、いまの接点からの予約率を見直すほうが費用対効果は高いことが多いです。惹きつけが弱いまま数だけ増やしても、予約率は変わりません。

Q2. リマインドは、しつこいと思われませんか?
A. 頻度と内容次第です。予約直後と前日の二回程度で、内容が「当日の価値を伝える」ものであれば、むしろ丁寧な印象につながります。事務的な通知の連投は避けましょう。

Q3. オンライン説明会は、参加率が下がりますか?
A. 気軽に予約できる分、当日離脱も起きやすい傾向はあります。だからこそ前日リマインドと、当日の中身の魅力づけが効きます。遠方の学生に届く利点は大きいので、設計でカバーする発想が有効です。

まとめ

  • 「予約が入らない」と「予約したのに来ない」は、原因も打ち手も別
  • 予約率は接点時点の魅力づけ、参加率は予約後の連絡の丁寧さで決まる
  • 来てほしい人を描く、予約直後と前日のリマインド、日程の複数化、少人数・双方向化が、申し込みから出席までを取りこぼさない

説明会は、母集団を集めたあとに待っている最初の関門です。予約と当日出席を一つひとつ丁寧につなぐだけで、同じ接点からでも会える学生の数は変わってきます。私たちルビーインも、逆求人型イベント『ウェルハンティング』で、学生と出会う前段から「どんな人に、何を伝えるか」を一緒に設計し、当日に深く話せる場づくりに伴走しています。まずは最初の接点の言葉と、予約後のひと声から見直してみてください。