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SNS世代の学生は、どこで企業を知り、どう判断するか
今の学生にとって、企業を知る入り口は、会社説明会や公式サイトだけではありません。面談現場で「どうやって当社を知りましたか」と尋ねると、口コミ、動画、社員個人の発信など、多様なルートから”下調べ”を済ませている学生が少なくありません。しかも、その情報の受け取り方は、上の世代とは少し違います。本記事では、SNS世代の学生がどこで企業を知り、どう判断しているのか、そして企業ができる情報発信の工夫を、実務の視点で整理します。
公式情報の“前に”、リアルな声を見ている
特徴的なのは、企業の公式な発信を見る前に、第三者のリアルな声を探す学生が多いことです。会社が語る「良いこと」だけでは物足りず、実際に働く人の実感や、外からの評判をあわせて知ろうとします。順番として、まず”生の声”で当たりをつけ、そのうえで公式情報を確認する——こうした動き方をする学生は珍しくありません。企業側からすると、最初の接点が自社の管理下にない場所で起きている、ということです。
口コミや評判は、鵜呑みにはしないが気にする
では口コミを全面的に信じているかというと、そうとも限りません。面談現場では、「ネットの評判は参考程度に見ている」という声もよく聞かれます。良い評判も悪い評判も、あくまで一つの材料として受け止め、最後は自分の目で確かめたい——そんな冷静さを持つ学生も少なくありません。だからこそ、評判を過度に気にして取り繕うより、実際に会ったときの印象で上書きしてもらう発想が効きます。
動画や発信から、“空気感”を読み取る
もう一つの傾向が、文字情報より、動画や写真から職場の”空気感”を感じ取ろうとすることです。どんな人が働いているのか、どんな雰囲気なのか——制度やスペックの説明以上に、そこに流れる空気を見ています。これは、学生が「この会社いいかも」と感じる瞬間が、しばしば”人”や”雰囲気”への共感から生まれることとも重なります。
発信の工夫1:飾らない、等身大の情報を出す
こうした学生に届くのは、作り込まれた広告的な発信よりも、等身大の情報です。若手社員が普段どんなふうに働いているか、仕事の面白さも大変さも含めて、飾らずに伝える。良い面ばかりを並べた発信は、かえって「本当だろうか」と警戒されることがあります。正直さこそが、SNS世代への訴求力になります。これは自社の魅力を言葉にする力を磨くこととも、地続きです。
発信の工夫2:面談で“答え合わせ”をしてもらう
事前に多くを調べてくる学生ほど、実際に会う場は”答え合わせ”の意味を持ちます。発信で見た印象と、目の前の担当者の話が一致していれば、信頼は一気に深まります。逆に、発信と実態がずれていると、そこで気持ちは離れます。発信で期待を持たせすぎず、会ったときに「思った通り、いや、それ以上だ」と感じてもらう。この流れを意識すると、事前情報が味方になります。
よくある質問
Q1. 悪い口コミがあると、採用は不利になりますか?
A. 必ずしもそうとは限りません。学生は評判を参考程度に見ていることも多く、実際に会ったときの誠実な印象で受け止めが変わります。取り繕うより、対面での対話で上書きする発想が有効です。
Q2. SNSでの発信は、必ずやるべきですか?
A. 手段そのものより、”等身大の情報が届いているか”が本質です。凝った発信を無理に増やすより、飾らない現場の様子が伝わる形を、自社に合った範囲で選ぶのが現実的です。
Q3. 発信を頑張っても、応募につながりません。
A. 発信は”入り口”であり、決め手は対話の場にあることが多いものです。発信で興味を持った学生と、1対1でじっくり話せる場をどう用意するかまで含めて設計すると、つながりやすくなります。
まとめ
- 学生は公式情報の”前に”リアルな声を見ている。最初の接点は自社の管理外で起きている
- 口コミは鵜呑みにされず”参考程度”。動画や写真からは職場の空気感が読み取られている
- 飾らない等身大の発信を出し、面談で”答え合わせ”してもらう流れが、事前情報を味方にする
情報の入り口が多様になっても、最後に効くのは「実際に会ったときの手ざわり」です。どれだけ発信を工夫しても、対話で伝わる誠実さには代えられません。私たちルビーインも、逆求人型イベント『ウェルハンティング』で、発信では伝えきれない自社の魅力を、1対1でじっくり届ける場づくりに伴走しています。まずは、自社の”等身大の姿”が、飾らない言葉で伝わっているかを見直してみてください。
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